2003年08月18日
SMの生産と出荷、7月はともに微減に
内需は著増となった前年の反動が出る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会の集計によると、SM(スチレンモノマー)の7月の生産数量は27万9,135t、出荷数量は28万2,213tとなった。前年同月の実績に対比すると、生産は1%減、出荷は2%減ということになる。
 
 出荷のうちの国内向けは17万2,212tで、前年同月比12%減となっている。大幅な減少と言える。ただし、前年同月の実績は、PSの需要の急速な立ち上がりなどで前の年の7月の数量を28%上回るものであった。
 一方の輸出は21%増となっている。前月に対しても16%多い。中国向けを中心としたアジア市場の需要が一時の不振から抜け出して順調に回復基調をたどっている点がそのまま表れている。
 在庫は7万9,633tで、極端に少なかった前年同月を21%上回っている。しかし在庫率は0.3ヶ月弱にすぎず、適正水準を下回っている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030813sm.tif