2001年12月03日
昭和電工子会社のSDSバイオテック、新規水稲用除草剤を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工、中外製薬

 昭和電工は3日、連結子会社エス・ディ-・エスバイオテック社(SDS、東京都港区、白井孝社長)が防除の難しいホタルイ、コナギ、アゼナ等の一年生広葉雑草に優れた除草効果を示す、新規水稲用除草剤原体ベンゾビシクロン(一般名)を開発、同剤を含む6剤を農薬登録したと発表した。
 
 除草効果が40日から50日で現れ、水稲に対する安全性が高い。既存の自社原体に比べ単位面積当たりの必要薬量が10分の1に低減できる、などの特徴がある。
 
 同社は2000年を初年度とする5ヵ年経営計画を推進中で、水稲除草剤では2001年度約20億円の売上げを見込んでいるが、従来製品「ダイムロン」や、6月に中外製薬から譲渡された「グラチトール」さらに同剤原体事業により3年後には40億円に拡大する方針。