2003年08月19日
PPフィルムの7月の出荷、CPPは微増だがOPPが微減
主力の食品包装用はいずれも前年同月超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会は19日、同工業連合会加盟のPPフィルムメーカーによる7月の出荷実績をまとめた。CPPはわずかながら前年同月を上回ったが、OPPが逆に引き続き若干の前年同月割れとなっている。OPP(PP延伸フィルム)の総出荷数量は前年同月比99.2%の2万1,075t、CPPは同100.6%の1万2,485tとなった。合計は同99.7%の3万3,560tとなっている。
 
 OPPは3ヶ月連続の前年同月割れとなった。主力の食品包装用は同102.9%の1万4,730tで3ヶ月振りに前年同月を上回ったが、輸出が同81.6%の783tと不振であったのが響いた。
 一方のCPPは4ヶ月振りの前年同月超えとなった。メーンの食品包装用が同101.4%の1万644tとなって4ヶ月振りに前年同月を上回ったのに加えて、輸出が65%増となったことによる。
 
 こうした結果1月から7月までの累計は、OPPが同104.1%の14万6,244t、CPPが同101.5%の8万4,136t、合計が同103.2%の23万380tとなった。