2003年08月20日
マレーシアの石化好調、昨年のエチレン生産156万トン
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 マレーシア経済は順調な拡大を見せているが、同国石化協の発表によると、2002年のエチレン生産量は前年比41.8%増の156万トンとなった。輸出が31万トン、国内消費は114万7,000トンで同24%の増加となった。プロピレンも生産79万5,000トン(5.3%増)、国内消費は67万7,000トン(15.7%増)と順調な伸びを見せた。
 
 誘導品は汎用樹脂が中心だが、いずれも好調な需要に支えられてフル操業しており、ことにHDPEやPPは国内の需要が供給量を上回った。このため相当量を輸入に頼っているという。主要樹脂の生産、需要量は以下の通り。単位;トン(カッコ内は2003年の同見通し)

【LDPE】  
◇生産   240,000(440,000)
◇需要   255,000(465,000)

【LLDPE】
◇生産   135,000(140,000)
◇需要   200,000(210,000)

【HDPE】
◇生産   350,000(375,000)
◇需要   470,000(500,000)

【PP】
◇生産   385,000(430,000)
◇需要   445,000(493,000)