2003年08月26日
チッソ石油化学、四日市ポリプロを吸収合併
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チッソ、東ソー、日本ポリケム、日本ポリプロ

 チッソは、9月1日付の機構改革で、チッソ石油化学の100%出資会社である四日市ポリプロ有限会社をチッソ石油化学に吸収合併する。四日市ポリプロ四日市工場は、チッソ石油化学四日市工場と改称する。チッソ石油化学は10月1日付で日本ポリケムと、ポリプロ事業を統合し、新たに日本ポリプロを発足させる。四日市ポリプロの吸収はそのためという。
 
 四日市ポリプロは1988年(昭和63年)7月、当時ユニオンポリマーを構成していたチッソ石油化学(47.5%)、東ソー(47.5%)、ユニオンポリマー(5%)の3社によっで設立された。1995年(平成7年)10月、東ソーがチッソ石油化学に対して、ポリプロ営業権を譲渡した際、東ソーの持分のうち27.5%をチッソが譲り受けた。共販会社のユニオンポリマーも解散したため、出資比率はチッソ石油化学80%、東ソー20%となった。
 
 さらに1999年(平成11年)7月、東ソーの残り20%分もチッソ石油化学が引取って、現在チッソ石油化学の100%出資となっている。資本金は5億円。四日市工場のポリプロ生産能力は年産7万8,000トン。チッソ石油化学の能力は、五井工場の32万3,000トンとと合せて、年産40万1,000トンとなる。