2003年08月27日 |
昭和電工、世界最大級のアルミパネル販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は27日、船舶・車両や橋梁で採用されている「大型アルミパネル」の製造に有利な、摩擦攪拌溶接(FSW)の新設備を小山事業所(栃木県小山市)に導入するとともに、大型アルミパネルの本格販売を開始したと発表した。この大型FSW溶接設備は、同社が得意とする大型押出材をさらに広幅になるよう溶接するもので、世界最大クラスの大型アルミパネルの量産が可能となる。 このところ、大型アルミパネルの採用で、船舶や橋梁の組み立てのブロック施工が容易になり、施工日数の削減、現場溶接ひずみの手直し作業の削減などの効果があるため、需要も拡大している。同社はFSW加工をしたアルミ大型パネル製品の積極的な販売拡大を図っていく方針。2005年には関連製品を含めて10億円の販売を見込んでいる。 【大型アルミパネルの概要】 昭和電工が開発した、新しい大型FSW設備の概要は次の通り。 (1)大型アルミパネル完成品サイズ:最大パネル巾2.2M×最大パネル長さ18M (2)接合板厚 :最大溶接厚さ20mm (3)適用製品(アルミ押出形材を接合した大型パネルの応用例) ◇船舶の甲板及び外板部材 ◇車両・トラックの外板部材 ◇土木構造部材(橋の床版部材など) ◇建築構造部材(屋根材など) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030827showadenko.doc |