2003年08月28日
POフィルムの出荷、今年上期計は前年の横並び
HDPEとIPPの縮小をLDPEフィルムがカバー
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合は28日、同組合加盟のフィルムメーカーによるポリオレフィン・インフレーションフィルムの今年上期(1〜6月期)の出荷実績をまとめた。
 それによると、総出荷数量は44万5,918tで前年同期の実績の横並びとなっている。品種別の実績は、LDPEフィルムが前年同期比101.7%の28万5,443t、HDPEフィルムが同98.0%の14万5,996t、IPPが同90.7%の1万4,479t--となっている。HDPEフィルムとIPPの落ち込みをLDPEフィルムがカバーするというパターンが続いているわけ。
 
 輸入品の増加が続いているレジ袋とごみ袋の出荷数量は、HDPE製レジ袋が同95.3%の7万3,120t、LDPE製ごみ袋が同93.3%の2万7,082t、HDPE製ごみ袋が同96.4%の1万6,356t--となっている。PE袋の不振が引き続きポリオレフィン・インフレーションフィルム全体の成長の大きく阻害している点が浮き彫りとなっているといえる。
 産業用その他向けは、LDPE製品もHDPE製品もともに2%台の着実な成長を続けている。