2003年09月03日
中国の汎用樹脂輸入、7月はPPとPVCが前年を上回る
LDPE、HDPE、PSは前年割れに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 中国が7月に輸入した汎用樹脂の通関数量は、PPとPVC(ホモポリマー)が前年同月の実績を上回ったものの、LDPE、HDPE、PSの3樹脂は前年を割り込んだ。中でもLDPEは33.1%もの大幅減で、しかも今年に入って7ヶ月連続での前年同月割れとなっている。

 PPの7月の輸入通関数量は26万360tで、前年同月を45.0%上回った。1月からの累計は145万3,969tで前年同期を5.5%上回っている。PVCは、7月が13万4,003tで20.5%増、累計が96万9,823tで10.7%減となっている。

一方のLDPEは7月が11万6,877tで33.1%減、累計が85万8,374tで40.3%減と不振が続いている。HDPEは7月が19万7,050tで0.6%減、累計が124万1,265

tで3.1%増。PSは7月が12万22tで3.6%減、累計が77万6,360tで7.0%減となっている。