2003年09月08日
三井化学大阪工場、11日にエチレンの生産を再開予定
PPなど誘導品プラントも12〜16日に再稼動
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は11日から同社大阪工場でオレフィンの生産を再開することになる模様。現在同社では、5日に大阪府から同工場内のエチレンプラントとその関連施設ならびに半導体ガス施設について安全が確認できたとの連絡を受けたのに伴い、生産活動の早期再開を目指して各種施設のクールダウン作業を実施中のところ。
 同社では、こうした生産再開の準備作業と安定操業の確認作業を10日までに終了し、11日にはエチレンプラントに原料ナフサをフィードインしたい考え。フル稼働入りは13日ごろとなる公算が濃厚。狙い通りいくと、エチレンプラント(生産能力は定修スキップ年ベースで年産48万9,000t)は、7月3日に定修のため運休していらい70日振りに稼動を再開することになる。
 
 これに合わせてPPやフェノールなどの誘導品設備も順次操業を再開する計画。PPの 年産20万t設備とフェノールの同20万t設備はともに12日から、EOGの同10万t装置は13日から、ビスフェノール-Aの同7万tプラントは16日からそれぞれ再スタートすることになりそう。なお、同工場東地区の尿素とアンモニア設備の再稼動開始時期はなお未定。