2003年09月09日
 ナフサの国際スポット相場、先週は各地で反落
C&F/ジャパンの平均はトン278ドル弱に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、石油化学用ナフサの国際スポット相場は先々週明けから各地で軟化している。
 先週の平均価格は、C&F/ジャパンがトン当たり277〜278ドル、CIF/NWEが同260ドルとなっている。先々週の平均に比べると、C&F/ジャパンは4〜5%、CIF/NWEは5%強の値下がりとなっている。直近の週の最高値となっている8月第1週に比較すると、C&F/ジャパンは約14ドルの値下がりである。CIF/NWEは12ドル強のダウンである。
 
 この最大要因は、原油のスポット相場が軒並み反落したことにあると見られる。ただし、WTIと北海ブレントに比べるとC&F/ジャパンもCIF/NWEも下げ幅が小さい。ドバイがほぼ同じ下降率となっているが、こうした乖離がどうした背景から生じているかについては、センター各社とも明らかでないとしている。