2003年09月10日 |
三菱樹脂、戸建て住宅向けの集中排水システムを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は10日、戸建て住宅の浴槽や台所等から出る雑排水を、1カ所の排水マスに集める配管方法により、従来の配管に比べ、工事費や材料費などで約2~3割のコスト削減を実現する「ヒシ排水ヘッダー」を開発したと発表した。10月中旬から販売開始する。 通常の戸建て住宅の雑排水の配管は、浴槽や洗濯機、台所、洗面所など水廻り器具ごとに排水マスを埋設しているため、5~6個の排水マスや、住宅屋外に埋設する外溝工事が必要となる。 集中排水システムは、住宅の浴槽などから出るこれらの雑排水を、汎用の塩化ビニル管を通じて、床下に設置した1カ所の排水マスに集め、1本の排水管で屋外に排出する配管システム。設置する排水マスの削減や外溝工事の省力化が実現でき、約2~3割の大幅なコスト削減が可能となる。 「ヒシ排水ヘッダー」は、このシステムのために新開発した排水マスで、最大3方向合計5カ所からの雑排水の流入が可能。また、マス底部をインバート形状にしており、雑排水の優れた掃流性を確保している。塩化ビニル管との接合部には、配管のメンテナンス性や耐震性を高めるため、ゴム製のジョイントを採用した。同社では、3年後に年間10,000個の販売を目標にしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1315 |