2003年09月11日 |
EPSの8月の出荷、5ヶ月振りに前年同月を上回る |
水産用と農産物用の容器向けの好調が作用 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会が11日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の8月の総出荷数量は1万4,668tとなった。前年同月の実績を0.6%上回っている。わずかとはいえ、月間出荷数量が前年同月を上回るのは今年3月の8.8%増いらい5ヶ月振り。 これには、消費量が最も多い水産物用容器(魚箱)向けと農産物用容器向けがともに2ヶ月ブリで前年同月超えに転じたことが大きく作用している。伸び率がきわめて小幅にとどまったのは、家電梱包向けとその他成型品向けが依然として不振から脱却できないでいるため。 EPSの主要分野別の8月の出荷数量は以下の通り。単位はトン。カッコ内は前年同月比。 ▽水産向け 7,873(103.2%) ▽農業向け 1,012(108.2%) ▽その他成型品向け 2,733( 93.1%) ▽家電梱包向け 1,359( 94.4%) ▽ブロック向け 1,481(103.7%) ▽ネダ向け 191(93.2%) ▽一枚焼き向け 19(135.7%) ▽合計 14,668(100.6%) |