2003年09月11日
フラットヤーンの輸入、依然として活発
今年上期トータルで前年同期の12.2増に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 日本フラットヤーン工業組合はこのほど、フラットヤーン製品の今年上期(1〜6月)の輸入通関実績をまとめた。これは、財務省の通関実績の総重量から皮革や金属などの付属部品の重量を引いたいわゆる合成樹脂の正味重量の実績。

 それによると、HDPEならびにPPによる各種製品の総輸入通関数量は4品目合計で3万7,039tとなっている。前年同期の実績を12/2%上回っている。

 内訳は、クロスシートが8,076tで前年同期比124.9%、フレキシブルコンテナーが2万272tで同112.1%、土嚢が4,379tで同101.0%、その他の袋が8,839tで同108.3%。

 圧倒的多数が中国からの輸入品で占められている。PE袋と同様に安価な人件費を武器に国産品のシェアを侵食しているわけで、国内の総需要の6割強が中国品を中心とした海外品で占有されているとの見方が同製品メーカーに共通した見方となっている。