2003年09月18日
住友化学と製薬、大分に新原薬製造設備・新メロペン製剤棟竣工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学、住友製薬

 住友化学、住友製薬の両社は18日、大分工場に約100億円をかけて建設中だった、原薬製造設備や新メロペン製剤棟が完成し、同日竣工したと発表した。

 医薬品販売の伸長に伴い、原薬の生産量が増加しただけでなく、国際的にますます厳格化するGMP基準を先取りして対応していくため建設した。既存医薬品原薬製造設備をカルバペネム系抗生物質「メロペン」の原薬製造設備として専用化し、新たに医薬品原薬の製造設備とメロペン製剤棟を建設した。

 新原薬製造設備は、地上5階建ての多品種切替工場で、原材料の受け入れから原薬の製造、保管、出荷までを効率的に運営する。新メロペン製剤棟は、地上2階建て。混合室、充填室、包装室、試験室等からなり、メロペン製剤の製造及び品質管理を行う。

 住友製薬は、本年4月に原薬製造事業を住友化学から引き継ぎ、住友製薬生産本部大分工場として発足させた。竣工した新原薬製造設備と新メロペン製剤棟は、同工場が管理運営する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030918sumitomo.pdf