2003年09月22日 |
旭化成、SMの生産再開と稼動継続による定修を計画 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は22日、水島支社のスチレンモノマー(SM)プラント(年産能力15万トン)について、アルキル化工程内(エチルベンゼン生産工程)の配管にベンゼンの液漏れが発生したため、今月4日から停止していたが、24日から再開する見込みだと発表した。 この間SMは、エチルベンゼン在庫を使用して生産を行なってきたため、9月のSMプラントの稼動率は、85%程度に低下した。 また、同プラントは、再開後再度10月3日から35日間、定修を行なう予定。当初同プラントは新鋭33万トンプラントの完成に伴い、休止の予定だったが、アジア市場の需給がひっ迫しているため操業を継続することにした。 アジア域内のSM需給バランスは、中国のインフラ整備や家電・事務機などの需要が旺盛で、今後も年間100万トン以上の不足が見込まれている。このうち中国は、250ー300万トンの輸入が必要と予想されている。 旭化成としても需給バランスはタイト状態が続くが、市場からのSM購入などにより安定供給を果たしていく方針。旭化成の生産能力は、新設の33万トンに既設の30万トンと15万トン、合計78万トンになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1350 |