2003年09月24日 |
昭和電工「10年保証・アルミ継ぎ目なし雨樋」新発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工とグループ中核商社の昭光通商(東京都港区:松原博社長)の両社は24日、日本の雨樋で初めて、10年間の住宅瑕疵保証責任保険をつけたオールアルミニウム製継ぎ目なし雨樋(アルミニウム・シームレス雨樋)を開発、全国発売すると発表した。「コストを下げた結果、対抗品の塩化ビニル製雨樋に比べて1〜2割程度の価格差しかなくなった」と強調、今後の普及拡大をめざす。 米国の雨樋市場では100%近くがアルミ製だが、日本では価格が高いというイメージから、あまり普及していない。しかし、現在主に利用されている塩化ビニル製雨樋は、太陽光による劣化や継ぎ目部分からの水漏れ、雨樋自体の強度不足や、建物への一体感の不足などがユーザーから指摘され、一方建設業界内からも、リサイクル面の問題点が指摘されているという。 昭光通商は、1998年からアルミ製雨樋に耐候性や建物と調和した一体感などの長所を伸長させる改良を行なう一方、価格の低減に努力してきた。2006年には50億円(2万戸)の売上げをめざす。 【アルミニウム・シームレス雨樋の特長】 (1)施工後10年間保証。(長期間保証) (2)現場施工により、建物個々に合った施工の実施。 (3)独自のロールフォーミング(曲げ加工)技術により雨樋自体に継ぎ目のない構造。(4)耐候性、加重強度は従来の雨樋より大幅に向上。 (5)従来品の雨樋は取付け金具が外受けだが、本製品は内吊りで建物との一体感が出る。 (6)耐用年数はアルミサッシと同様長寿命で、メンテナンスフリー。 (7)雨樋縦配管の口径が大きく排水能力が高いため、設備全体の排水配管工事費が削減でき建築コスト全体を削減できる。 (8)リサイクル性が高い。 (9)建物と調和する外装色調6色を準備。 (10)大幅な価格改善を行い、塩化ビニル製雨樋の価格に対し1〜2割のコスト差。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1351 |