2001年11月29日
化学品の10月の輸出、芳香族や量産型化成品が大幅増
樹脂ではポリオレフィンやPCが順調な伸び
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が29日に化学品の10月の輸出通関実績を集計したところによると、通関数量が1万トンを超える製品のうちの多くが引き続き前年同月の実績を上回った。
 
 化成品の中では、粗キシレンの前年同月比231.0%(2万789トン)、混合キシレンの同208.4%(2万5,398トン)、MEKの同183.4%(1万5,785トン)、ANの同156.6%(1万4,162トン)、SMの同141.9%(9万6,074トン)、フェノールの同137.9%(1万4,147トン)、VCMの同133.8%(5万5,798トン)--などの伸びの大きさが目を引く。エチレンは同113.6%(3万3,415トン)、プロピレンは同111.1%(5万2,345トン)で、ともに順調な伸びとなっている。
 反面、か性ソーダは同46.0%(6万8,886トン)、EGは同62.9%(1万3,668トン)、TPAは同70.5%(3万1,806トン)、ブタジエンは同75.3%(1万1,472トン)、パラキシレンは同88.6%(14万7,910トン)--といずれも不振であった。
 
 一方の樹脂では、汎用樹脂がPSを除いて順調であったものの、他の樹脂はPC以外が前年を割り込んだ。前年を上回ったものの中ではHDPEの同129.7%(2万5,792トン)、PCの同144.8%(2万974トン)--などが、また、逆に前年を下回った樹脂の中ではPSの同73.8%(1万7,067トン)、ABSの同88.5%(1万7,008トン)--などが目立つ。


http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/200110e target=top>2001年10月主要化学製品輸出実績
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