2003年09月26日 |
ナフサのスポット、C&F/ジャパンも後追い上昇 |
ドバイ原油に連動して約267ドルに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうちのC&F/ジャパンの価格も北西欧を後追いするかたちで上昇してきた。25日の平均はトン当たり267ドルで、前日より11ドル強高くなっている。9月第2週の週末とほぼ同じレベルに戻っている。 これには、中東産ドバイ原油のスポット価格が、WTIや北海ブレンド原油を後追いして反騰したことが大きく作用していると見られる。OPECの減産合意が極東向けのナフサのスポット相場にも早速影響を及ぼしてきたわけ。 ただし、大手商社やエチレンセンターの多くは、現在の石油製品や石油化学製品の国際需給バランスから判断してこのままナフサの国際スポット相場が急騰する可能性は薄いとの見方をとっている。ちなみに25日の北西欧のナフサのCIF価格は平均246ドルで、9ドル弱の反騰となった前日を4ドル弱下回っている。 |