2003年09月30日
カーボンブラックの出荷、17ヶ月連続の前年超え
ただし8月の伸び率は1.9%増にとどまる
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会は29日、カーボンブラックの8月の生産と出荷の実績を明らかにした。それによると、生産量は前年同月比113.4%の6万8,165t、出荷量は同101.3%の5万7,695tとなっている。
 生産は13ヶ月連続の、出荷は17ヶ月連続の前年同月超えである。ただし、出荷の伸び率は、消費の圧倒的多数を占める自動車タイヤの8月の生産が9万1,793tで前年同月の3.1%の伸びにとどまったためこれまでにない小幅となっている。7月の自動車の生産台数が92万2,677台で、前年同月を0.7%下回ったことが影響していると見られている。
 出荷のうちのゴム用ファーネスは同101.9%の5万4,408tで、引き続き前年同月を上回ったが、非ゴム用その他は同92.7%の3,287tと不振であった。
 
 この結果、今年1月から8月までの累計は、生産が前年同期比106.7%の52万922t、出荷が同105.1%の51万4,738tとなった。出荷のうちのゴム用ファーネスは同105.5%の48万4,317t、非ゴム用その他は同99.8%の3万421tとなっている。