2003年09月30日
プラ容器包装の収集とリサイクルが進展
環境省が4〜6月期の実績を集計
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は30日、全国地方自治体が容器包装リサイクル法に添って4〜6月期において実施した各種容器包装の分別収集と再商品化(リサイクル)の実態を発表した。

 それによると、分別収集とリサイクルのいずれの面でもプラスチック製容器包装が前年同期を大きく上回っている点が浮き彫りになっている。10品目すべてが前年同期の実績を上回っているが、プラスチック製容器包装の伸び率は分別収集で43%増、リサイクルで49%増となっており、他の9品目を大きくしのいでいる。

 同省が集計したプラスチック製容器包装の同期の分別収集量(白色トレーを含む)は9万5,547t、リサイクル量は9万1,309tとなっている。うち白色トレーは、収集量が前年同期比27%増の1,105t、リサイクル量が同30.0%増の1,049tとなっている。ただし実施自治体数は1,672市町村で、全体の52.1%にすぎない。

 同省では、今後は自治体の間で収集とリサイクルに着手するところが相次ぐと予想、したがって同容器包装の分別収集とリサイクル量はさらに増えていくと判断している。

 一方のペットボトルの同期の分別収集量は同16%増の5万1,863t、リサイクル量は同15%増の4万8,845tとなっている。実施自治体数は2,890で、全体の90.1%を占めている。