2003年10月01日 |
エチレン系製品の8月の出超量が前年の82.6%に |
輸出が10.35減、輸入が33.5%増に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が1日に集計したところによると、エチレンとエチレン系製品の8月の輸出入バランスは、エチレン換算の総輸出量が総輸入量を13万5,100t上回った。総輸出量が16品目合計で17万600tとなったのに対して総輸入量が14品目合計で3万5,500tとなったことによる。 これらを前年同月に対比すると、輸出は10.3%減、輸入は33.5%増、出超量は17.4%減となる。一方前月の実績に比較すると、輸出量は1.7%減、輸入は26.7%減、出超量は7.9%増ということになる。 エチレン生産量に対する輸出比率は28.0%、エチレン製品全体の内需量に対する輸入比率は7.5%。輸出比率が30%の大台を割り込んだのは7ヶ月ぶりのこと。 輸出の対前年同月比では、VCMが25.3%、EGが23.3%ともに増えた反面、エチレンが55.2%、PSが44.5%、PVCが17.1%それぞれ減少している点が特に目を引く。一方の輸入では、EDCが51.6%減、HDPEが19.4%減とそれぞれ不調であったのに対して、昨年8月に輸入ゼロであったエチレンが今年は9,622tを記録したほか、EGが2.1倍、SMが33.8%増といずれも大幅な増加となっている点が注目される。 こうした結果、1月から8月までの総輸出量は147万1,000t、総輸入量は28万3,000tとなった。差し引き117万9,400tの出超である。前年同期に比較すると、輸出は0.6%減、輸入は11.5%増、出超量は3.1%減となる。 |