2003年10月01日
ポリオレフィンフィルムの7月の出荷、ほぼ前年の横並び
LDPE製品とHDPE製品がわずかながらも揃って前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が30日に集計したところによると、同組合加盟のポリオレフィンフィルムメーカーによるインフレーションフィルムの7月の出荷数量は7万7,266tとなった。前年同月比は100.5%なので、ほぼ横並びということになる。
 
 うち、LDPE製フィルムは同100.6%の4万7,771t、HDPE製フィルムは同101.0%の2万7,133t、IPPは同92.6%の2,362t--となっている。LDPEとHDPEのフィルムがともにわずかながらも前年同月を上回っている点が注目される。揃って前年同月超えとなったのは今年に入ってからこれが3度目。うちLDPEは今年に入ってからの全ての月が前年超えとなっている。
 主要品種の中では、LDPEフィルムの農業用の12.1%増、HDPEフィルムのごみ袋用の3.8%増と産業用・その他の2.8%増--などが目を引く。輸入品の増加が続いているHDPEのレジ袋用は0.9%減となっている。
 この結果、1月からの累計は前年同期比100.1%の52万3,184tとなった。うちLDPEフィルムは同101.5%の33万3,214t、HDPEフィルムは同98.5%の17万3,129t、IPPは同90.9%の1万6,841t--となっている。