2001年11月28日
化学品の10月の輸入、製品によって増減に大きな差異
精ベンゼンやEDCは著増、ANやPPコポリマーは激減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が28日にまとめた10月の輸入通関統計によると、化学製品の輸入数量には、製品によって対前年同月比の増減にこれまで以上に大きなばらつきが生じている。
 
 数量が比較的まとまっている製品のうち、前年同月の実績を大きく上回っているものとしては、EDCの5万8,517トン(46.7%増)、精製ベンゼンの1万2,548トン(60.2%増)、PVCの4,310トン(4.26倍)、PET樹脂の2万4,836トン(13%増)、HDPEの2,604トン(23.6%増)、ビスフェノールAの3,239トン(13.8%増)、メタクリル酸エステルの3,730トン(30.2%増)、酢酸の2,032トン(61.6倍)--などが挙げられる。
 逆に大幅な縮小となったものには、粗キシレンの4,333トン(64.5%減)、酢酸ビニルの1,204トン(59.8%減)、ANの4,872トン(48%減)、PP共重合体の9,855トン(29.5%減)--などがある。
 ポリマーの中には前年を下回ったものが多い。LDPE、EVA、PPホモポリマー、EPS、PS、ABS、MMA、ポリアセタール、変性PPE、ポリカーボネート、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂--などが挙げられる。詳細は別表。


http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/200110i target=top>2001年10月主要化学製品輸入実績
※Eメール会員の皆様がご覧いただけます
※iモードではご覧頂くことができません。