2003年10月02日
日中石化「民間対話」11月5日開催決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三井化学、三菱化学

日中石化業界代表が、当面している経済情勢や生産、需要、貿易、投資問題などについて意見交換する「日中石化民間対話」は、CPCIA(中国石油・化学工業協会)代表一行の来日が11月4日、対話は翌5日に開催されることが決った。

 石化協は、1980年代までは中国のシノペック(当時)と密接な交流を行ってきた経緯はあるが、その後は中断しており、中国に新しい市場経済メカニズムが導入されてからの大型ミッション来日は、事実上今回が初めてとなる。

 今回来日するのは、CPCIAの譚竹州会長を団長に孫偉善副秘書長、顧宗勤院長ら同協会首脳をはじめ、エンジニアリング担当者、江蘇省泰興市開発区、山東省斉魯化学工業区の幹部クラスら合せて14人。
 
 「対話」は東京・新宿のホテルを会場に、石化協の正野寛治会長(三菱化学会長)、日化協の中西宏幸会長(三井化学社長)ら首脳陣が出席して行われ、午前は両国の現状紹介。午後は個別の問題について話し合う予定。中国側からは、とくに、このところ工業開発が盛んな泰興、斉魯両地区の現状や、企業誘致政策についてプレゼンテーションが行われるもようだという。