2003年10月06日
フィリップスと三菱化学メディア、共同開発の片面2層DVD+Rを発表
追記型DVDのデータ記録容量が8.5ギガバイトに増大
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学メディア

フィリップスは三菱化学メディア(MKM)/バーベイタムの協力によって開発した片面2層DVD+Rの技術デモンステレーションを10月7日から11日まで幕張(千葉)で開催されるCEATEC JAPAN 2003のDVD+RWアライアンスブースで行うと6日発表した。


 従来の記録層に新たに第2層を追加することにより、現行のDVD+Rディスクのデータ記録容量が4.7GB(ギガバイト)から2倍近くの8.5GBに増大する。また、既存のDVDビデオプレイヤーおよびPC用DVD ROMドライブと再生互換性を確保することができる。

 記録層は2層ともディスクの同じ面からアクセスすることが可能なため、ディスクを裏返すことなくすべての記録容量を使用することができる。これにより、DVD品質のビデオを最大4時間、長時間モード(VHS並の動画品質)なら最大16時間録画することができる。
PC アプリケーションでは1枚のディスクに8.5GBまで記録が可能。

 年内での片面2層DVD+R技術の規格化を目指す。同技術を採用したDVD+R追記型ディスクおよびPC用記録型ドライブとビデオレコーダー製品は、メーカー各社から2004年に出荷される見込み。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031006mitsubishim.doc