2003年10月07日

デルなど既存DVDと再生互換のある「片面2層DVD+R」技術完成発表

追記型DVDのデータ記録容量が8.5ギガバイトに増大

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：ソニー、三菱化学、三菱化学メディア

DVD＋RWアライアンスメンバーであるデル、ヒューレット・パッカード、三菱化学メディア、フィリップス、リコー、ソニー、トムソン 　マルチメディア、ヤマハの各社は7日、片面2層DVD+Rディスクの記録に関する技術開発が完了したと発表した。同技術により、片面2層DVD-ROMの規格（DVD 9）と互換性を持つ追記型ディスクが実用可能になり、年内の規格化を目指す。この技術を採用したDVD+RディスクおよびPC用記録型ドライブとビデオレコーダー製品は、メーカー各社より2004年に出荷される見込み。技術デモンストレーションは、10月7日から11日まで幕張メッセ（千葉）で開催されているCEATEC JAPAN 2003のDVD+RWアライアンス・ブースで行う。 従来の記録層に新たに第２層を追加することにより、現行のDVD+Rディスクのデータ記録容量が2倍近くに増大します。記録層は2層ともディスクの同じ面から読み・書きするため、ディスクを裏返すことなく両層の記録容量を使用することができる。これにより、DVD品質のビデオを最大4時間、長時間モード（VHS並の動画品質）なら最大16時間録画することができます。DVD+Rディスクの記録容量が片面1層ディスクの4.7ギガバイトから片面2層ディスクの8.5ギガバイトに増加することによって、PCアプリケーションにも同様のメリットがもたらされるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031007mitsubishim.doc