2003年10月07日 |
PSP工業会の技術発表会、大阪でも盛況 |
関西地区の多数ユーザーが参加 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:積水化成品工業、東洋スチレン、日本スチレン工業会、発泡スチレンシート工業会、JSP |
発泡スチレンシート工業会は7日午後、ポリスチレンペーパー(PSP)成型加工工業組合と日本スチレン工業会の協力を得て大阪中央区の大阪市産業創造会館で「第2回PSP技術発表会」を開催した。今回の発表会はことし7月に同工業会が東京で開いた第1回発表会が好評であったため、関西地区でも開催を求めるユーザーの声を受けて企画されたもの。 この日の発表会では、スチレンの安全性とPSPのリサイクル問題について2人の講師が解説する第一部と、PSPに関する最新の技術調査結果を同工業会技術委員会のメンバー3氏が紹介する第二部で進められた。 第一部では、浮田健吉・日本スチレン工業会安全衛生委員会委員(東洋スチレン技術管理部長)が「PS食品容器の安全性」について、さまざまな公的データを紹介しながら同容器が十分に安全衛生性を確保している点を強調。 次に林正泰・PSP成型加工工業組合事務局長が「PSPと容器包装リサイクル法」をテーマにPSPトレーのリサイクルの現状や容リ法と関係業界の関わり等を詳細に紹介した。 第二部では、佐々木秀明・積水化成品工業RC推進部参事が「PSPトレー等のLCIデータ調査」について、池田敏夫・サンポリマー生産技術部長が「丼カップの材質別保温性比較試験」に関して、石原義久・JSP食品包材カンパニー開発グループ長が「食品トレーの材質別保冷性比較試験」についてそれぞれ調査試験結果を発表した。 この日会場には、関西地区のPSP成型加工メーカーを中心に約80人が集まり、各講師の発表を熱心に聞いた。 |