2003年10月08日
プラ協、15年度の技術開発支援テーマを決定
二つのテーマに総額480万円を支援
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会はこのほど、平成15年度の「廃プラスチックのリサイクル技術開発等の支援活動」の対象テーマに2件を選び、総額480万円を支援することを決定した。
 
今年7月1日から31日までの間に広く一般から技術開発支援テーマを募集したのに対して応募があった合計21件のテーマの中から田中勝・岡山大学教授を委員長とする技術開発支援テーマ審査委員会が2点を選考した。
 一つは、呉羽環境株式会社による「塩化ビニル系廃プラスチックを原料とする粉粒状活性炭の開発」。研究開発期間は1年。研究総額は1,000万円。支援要望額は500万円。支援額は250万円。
 もうひとつは、株式会社御美商による「使用済み塩ビ壁紙のマテリアルリサイクル技術の開発」。研究開発期間は1年。研究総額は848万6,000円。支援要望額は500万円。支援額は230万円。

 同協会は平成4年度から技術開発支援事業を実施してきており、これまでの総応募数は341件、支援件数は今回の2件を合わせて47件、支援総額は1億6,365万円--となっている。今回の募集に対する応募テーマの内訳は、リサイクル技術の開発が16件、再生品の用途開発が3件、焼却技術等の開発が2件となっている。企業からが10件、大学からが8件、研究機関・団体からが3件であった。