2003年10月08日 |
三井化学、SM事業は太陽石油との合弁会社に譲渡 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ポリスチレン、三井化学 |
三井化学は8日、徳山地区にもっている山口スチレン工場のスチレンモノマー(SM)事業を、太陽石油(本社:東京都千代田区、河井圀士社長)を主体に設立する合弁会社「太陽石油化学」に譲渡することで両社基本合意したと発表した。新会社は今月末ないし来月上旬に設立し、2004年1月1日営業開始の予定。 三井化学はこれまで、このSM事業について、エチレン輸送など原料手当て面でのハンディが大きく、採算的にも見通しが立てにくいとして「再構築事業」に位置付けてきたが、石化誘導品事業への本格進出を計画する太陽石油との利害が一致し今回の合意となった。 SM設備は年産29万4000トン能力。三井化学は新会社に同設備を売却する一方、新会社に出資(9.9%)し、社員を出向させて当面設備の運転や管理にあたる。供給先として必要な日本ポリスチレン、日本エイアンドエル向けや、自家消費用のSMは、新会社に生産委託する。 新会社「太陽石油化学株式会社」は、本社を東京都千代田区内幸町に置き、社長には太陽石油の村田正夫化学品部長が就任。資本金は20億円で、出資比率は太陽石油70.1%、三井化学9.9%、その他20.0%。年間売上高は約200億円。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031008mitsuikagaku.pdf |