2003年10月10日
PSPの9月の出荷、前年同月比99.5%の1万470t
トレー反が縮小、ラミ丼は3ヶ月連続の前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が9日に集計したところによると、同シート(PSP)の9月の出荷数量は1万470tとなった。4ヶ月振りの1万tの大台超えである。ただし、前年同月の実績に比較すると0.9%の減少となっている。4ヶ月連続の前年同月割れである。
 
 前年同月を下回ったのは、一般反(ロール一般)が同94.1%、ラミ一般が同81.7%といずれも引き続き大幅な前年同月割れとなったのに加え、消費量が最も大きいトレー反(ロールトレー)が前年同月比96.9%とマイナス成長に転じたため。
 
 この結果、1月からの累計は8万9,220tとなった。前年同期の実績を0.4%下回っている。トレー反は同102.8%、ラミ丼は同103.8%とともに着実な伸びとなっているが、一般反は同92.3%、ラミ一般は同92.1%といずれも大幅に前年同期を割り込んでいる。
 また、昨年10月から今年9月までの1年間の総出荷数量は12万640tとなった。前年同期の実績を1.9%下回っている。ラミ丼は4.6%増と順調な成長を遂げているが、主力のトレー反はわずか0.8%ながらも前年を下回っており、一般反とラミ一般にいたってはそれぞれ8.2%減、8.8%減と大幅に前年を割り込んでいる。
 
 PSPの9月の出荷実績は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は昨年10〜今年9月の累計。
 ▽トレー反  4,390( 96.9%) 52,470( 99.2%)
 ▽一般反   2,090( 94.1%) 24,000( 91.8%)
 ▽小計    6,480( 96.0%) 76,470( 96.7%)
 ▽ラミ丼   3,010(117.1%) 31,690(104.6%)
 ▽ラミ一般   980( 81.7%) 12,480( 91.2%)
 ▽小計    3,990(105.8%) 44,170(100.4%)
 ▽合計    10,470( 99.55) 120,640( 98.1%)