2003年10月16日
藤沢薬品と山之内、一般用医薬品事業を統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:藤沢薬品、山之内製薬

 医薬品大手の藤沢薬品と山之内製薬の両社は16日、一般医薬品事業を統合することで基本合意し、2004年10月1日付で両社対等出資の合弁会社を設立すると発表した。
 
 両社は医療用医薬品事業をグローバルに推進する一方、国内では一般用医薬品事業を展開してきたが、一般用医薬品市場の競争力を強化して、将来への成長基盤を固めたいとする両社の考えが一致した。
 
 藤沢薬品は、総合感冒薬「プレコール」や皮膚疾患薬「オイラックス」など、山之内製薬は胃薬「ガスター10」、外傷救急薬「マキロン」などの一般用医薬品をもっているが、これらの主力製品間に重複がなく、売上げ規模もほとんど同等であることが交渉をスムースにさせた。
 
 共同出資会社の社名や資本金などは未定。両社が各50%出資し、社長には大江方二・藤沢薬品執行役員、副社長には吉長孝二・山之内製薬取締役が就任する。従業員は約200人で、初年度年間売上げ規模は約240億円、一般用医薬品業界で第8位となる見込み。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031016fujisawa.pdf