2003年10月20日 |
中国のエンプラの輸入、引き続き高水準 |
PCは1〜8月合計で早くも33万tに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
中国によるエンジニアリング樹脂の輸入が引き続き活発だ。特にPC(ポリカーボネート)の伸び率が高く、8月の輸入通関数量は前年同月の実績を19.2%上回って4万2,670tに達した。他のエンジニアリング樹脂の輸入数量を大きく圧倒している。 この結果、同樹脂の今年1月から8月までの累計は32万9,097tとなった。前年同期を28.5%上回っている。昨年の総輸入量は前年を56.2%上回って41万5,399tとなったが、今年はそれをさらに大きく上回る公算が濃厚だ。現在の伸びは一般工業部品や雑貨向けの需要の好調によるものだが、今後はそれに光学グレードの需要の本格的な立ち上がり加わって成長が一段と加速されると見られる。 他の主要エンジニアリング樹脂の8月の輸入通関数量は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が前年同月比111.6%の1万2,180t、PA(ポリアミドチップ)が同111.3%の1万2,707t、POM(ポリアセタール)が同98.5%の1万2,745tとなっている。また、1〜8月の累計は、PBTが前年同期比125.7%の9万7,143t、PAが同131.8%の10万2,920t、POMが同105.6%の9万5,624tといずれも前年同期を上回っている。 |