2003年10月21日 |
栄研化学、「SARSウイルス」の簡易測定技術を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:栄研化学、厚生労働省 |
栄研化学(本社:東京都文京区)は、独自技術である遺伝子増幅法「LAMP法」が重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス遺伝子の特異検出に有効と考え、公表された全塩基配列をもとにプライマー設計を行った結果、安価な濁度測定装置または蛍光目視でウイルスの有無を判定できる高感度で精度の高いワンステップ簡易測定系(SARS RT-LAMP 法)の基礎開発に成功したと発表した。 基礎研究段階でのSARS RT-LAMP 法の感度は、約20 分で反応チューブ当たり遺伝子10 コピーが確実に検出できる。また、流行が懸念されるインフルエンザウイルスおよび他のコロナウイルス等による偽陽性もなく特異性にも優れている。 同社は現在このSARS コロナウイルス検出試薬とともに、検出結果が記録できるリアルタイム濁度測定装置をモリテックス、テラメックス社と共同で準備中で、11 月末には厚生労働省に製造承認申請を行う。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031021eiken.pdf |