2003年10月27日 |
サウジで大型PEプラントが相次ぎ完成 |
今年12月と来年1月に40万t設備が試運転入り |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
サウジアラビアで進められていた大型ポリエチレンプラントの建設工事が11月から12月にかけて連続して完工する見通しとなってきた。 大手商社が最近現地で確認したところによると、ペトロケムヤが建設中であった年産40万tプラントが11月早々に完成して12月中旬から試運転に入り、次いでジュベールユナイテッドペトロケミカルが工事を進めていた同じく同40万t装置が12月中旬に完成して来年1月半ばから試運転入りとなる見通しという。いずれもL-LDPEとHDPEのスイングプラント。ただし実際には、世界的に需要が伸びているL-LDPEの生産が中心となりそう。 このうちのペトロケムヤにとってはこのL-LDPE設備が同社にとって初めての誘導品設備となる。オレフィンの供給センターから一歩脱皮することになる。一方のジュベールユナイテッドペトロケミカルは、SABICが新たに設立したばかりの石油化学専業企業。原料エチレンの製造装置はまだ保有していない。年産100万tのエチレンプラントを建設することにしているが、完成は05年半ばとなる見込み。したがって、当分は先発のエチレンセンターから原料を手当てしていくことになるので、フル操業がいつkら可能になるかははっきりしていない。 |