2003年10月28日 |
東芝が白色LEDを85%の高発光率で駆動 |
携帯電話用液晶パネルのバックライトなどに11月から量産 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東芝 |
東芝はカメラ付き携帯電話端末などの液晶パネルのバックライトや補助光(フラッシュ)に使用する白色LED(発光ダイオード)を85%の高発光率で駆動できるドライバーIC「TB62734FMG」のサンプル出荷を27日から始めた。サンプル価格は100円で、11月から月間100万個の量産を計画している。 携帯電話の液晶ディスプレイの大画面化が進むなかで、バックライトに使用するLCDの個数が増加している。これに伴い発光効率の高さを省電力性能が重要になっている。同社の製品は高耐圧、低抵抗、低消費電力を実現できる「Bi-CDプロセス」を採用し、白色LED4個で85%の発光効率を達成した。 回路の工夫で、出力電力のバラツキを従来のプラスマイナス12%から同10%に抑制して、電力を制御するための制限抵抗や過電圧保護用のツェナーダイオードを内蔵、部品点数を削減した。照度センサーをつなげれば周囲の明るさに応じて輝度を調節できる。形状は3.0×2.9×0.9ミリ。 |