2003年10月28日
宇部興産、大幅工期短縮のセメント系床下地材販売を本格化
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産は28日、新開発のセメント系セルフレベリング材「SLフローG」の販売を全国的に本格展開すると発表した。

 セルフレベリング材は、凹凸の床面上に流し、簡単なならし作業を行うだけで平滑な床下地を短時間のうちに仕上げる材料で、同社はトップシェアをもつ。

 今回新開発した「SLフローG」は、従来の「SLフロー」が、冬場では2日かかっていた打設後の軽歩行がわずか5時間で可能、14日以上かかっていた床仕上げ材施工も3日〜4日に短縮でき、大幅な工期短縮を可能にした。また、寸法安定性をさらに高めることにより、従来20mm以下であった標準施工厚を倍以上の50mm以下へ拡大した。

 価格は「SLフロー」の価格に据え置く。今年5月から首都圏で先行販売しているが、売上げは好調に推移している。このため「SLフロー」からの切替の加速など、全国展開を視野に入れた製造販売体制に着手していく。2004年度20〜25億円の売上げを見込んでいる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031028ube.doc