2003年10月28日 |
タカラバイオ、三菱重工業と「アレルゲン分解フィルター」共同開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:タカラバイオ、三菱重工業 |
タカラバイオ(加藤郁之進社長)は28日、三菱重工業と共同でダニや花粉などのアレルゲンを分解して不活化させる、酵素利用型の「アレルゲン分解フィルター」を開発したと発表した。同社が開発した超耐熱性たんぱく質分解酵素を用い、三菱重工業が特殊繊維フィルターに固定し、製品化した。 新開発の分解フィルター「アレルゲンクリアフィルター」(商品名)は、超耐熱性たんぱく質分解酵素に、アレルゲンを変性させる作用のある尿素を加え、酵素と尿素の相乗効果によってダニや花粉などのアレルゲンの分解を飛躍的に加速させた。 従来の工業用たんぱく質分解酵素は、安定性が低く尿素を加えると酵素そのものが活性を失うが、同社が開発した超耐熱性たんぱく質分解酵素は安定性が極めて高く、尿素を加えても十分な活性を保持する。このため、ダニアレルゲン(コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ)、スギ花粉、ネコアレルゲン、インフルエンザウイルス、ポリオウイルスを効果的に分解できる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031028takarabio.doc |