2003年11月04日 |
信越化学、クラリアント社のセルロース事業買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業は4日、スイス・クラリアント社と、同社のセルロース事業を買収することで合意し、契約調印したと発表した。買収金額は241百万ユーロ(約310億円)。 クラリアント社はスイスの化学品メーカーで、セルロース工場はドイツのフランクフルトにもっている。生産能力はメチルセルロース年産2万7,000トン、ヒドロキシエチルセルロース同1万1,000トン。信越化学は現在、直江津工場に年産2万トンのメチルセルロース設備をもっており、メチルセルロースの生産能力は合わせて4万7,000トンと、世界最大となる。 今回の合意は、欧州でのセルロース事業拡大を図りたい信越化学と、事業の選択と集中を進めたいクラリアント社の意向が一致して成立した。信越化学は買収するセルロース部門を、オランダにある同社の子会社、シンエツ・インターナショナル・ヨーロッパの下で子会社化する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031104shinetsu.tif |