2003年11月07日
三菱化学ポリエステルフィルム、21日から製品値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱化学、三菱化学ポリエステルフィルム

 三菱化学ポリエステルフィルム(本社:東京都港区、河野 泰児郎社長)は7日、国内及び海外(主としてアジア)向けポリエステルフィルムの販売価格を、今月21日出荷分から10〜15%値上げすると発表した。

 同社は今春、原油、ナフサ価格の上昇から、パラキシレン・テレフタル酸及びエチレングリコールの価格が急騰し、フィルム原料であるポリエステル樹脂が高騰した。このため3月に、ポリエステルフィルム全製品の値上げを実施したが、原料高騰分を吸収できなかった。

 その後、アジア地域の需給バランスがタイト化、一方原油などの原燃料価格は高止まり状態が続いているが、製品価格は下落傾向に歯止めがかからず、事業採算の是正が必須の状況にある、と同社では説明している。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031107mitsubishikagaku.doc