2003年11月07日 |
米国デュポン、代替フロン開発で国内最高の「技術革新賞」受賞 |
ホワイトハウスでブッシュ大統領からホリデー会長に |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:デュポン |
米国デュポン社(本社:デラウェア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:チャールズ・O・ホリデー・ジュニア氏)は、6日(米国時間)、オゾン層の破壊につながるクロロフルオロカーボン(CFC)の削減と代替品の開発に取り組んできた功績が認められ、技術革新の最高の栄誉である「ナショナル・メダル・オブ・テクノロジー」を受賞したと発表した。ホワイトハウスで行われた授賞式で、ブッシュ大統領からホリデー会長にメダルが授与された。 同社は、冷蔵庫、空調機器やその他の用途に使用されていたCFCの環境への影響について、科学的な理解を深めるために、いち早く世界的な研究を行い、1991年1月、業界初のオゾン層破壊の少ないハイドロフルオロカーボン(HFC)による冷媒を発売。その後19種類の一連の代替フロンを開発し、375以上の特許を取得している。 デュポンが同賞を受賞するのは、この13年間でこれが4度目。1990年にナイロン、ネオプレン・ゴム、エンジニアリング・プラスチックを始めとする高機能ポリマー開発の先駆者として同賞を受賞。1993年には世界のどの主要食用作物にも利用できる環境に優しいウレア系スルホニル除草剤の開発により同社の研究者ジョージ・ラビット氏が、1996年には高機能アラミド繊維、ケブラーの発見と開発により同社の研究者ステファニー・クオレク氏が受賞している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031107dupont.doc |