2003年11月10日 |
中国政府、クロロプレンゴムで「ダンピング調査」開始 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:昭和電工、電気化学工業、東ソー |
中国商務部は10日第59号公告を出し、日本・米国・EUからの輸入クロロプレンゴム(輸入税則番号40024910、40024990)に対し、ダンピング調査を開始すると発表した。クロロプレンゴム(CR)は、わが国では電気化学工業、昭和電工、東ソーの3社が生産(合計能力は年産98,000トン)しているが、世界的にメーカーが少なく、中国の輸入品の殆どは日・米・欧製品が占めている。中でも地理的に近い日本のシェアが圧倒的に高いのが特徴となっている。 【中国のCR輸入実績(2003年1〜9月)】単位:トン(カッコ内は前年同期比増減%) (1)日本 7,758(5.86) (2)米国 2,366(1.75) (3)ドイツ 898(▲29.43) (4)台湾 677(▲13.64) (5)フランス 672(▲33.38) ◇1〜9月トータル輸入量 13,086(▲2.08) 【日本からの対中国CR輸出】単位:トン(カッコ内は単価:円/kg) ◇1998年 9,564(310.3) ◇1999年 10,140(259.6) ◇2000年 10,812(271.6) ◇2001年 9,507(317.2) ◇2002年 12,602(281.2) 【中国の過去3年のCR輸入通関実績】数量単位:トン ◇2000年 15,179 ◇2001年 16,819 ◇2002年 17,448 (注:ケムネット東京では資料室「中国の反ダンピング措置一覧」にCRを追加しました) ●資料室参照 http://www.chem-t.com/link/data/china/china-dumping.html |