2003年11月11日
PSPの10月の出荷、ほぼ前年並みの1万500t
ラミ丼用は好調、他の分野は軒並み縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の10月の総出荷数量は1万500tとなった。前月に続いての1万tの大台超えである。ただし、前年同月の実績に対してはわずか0.1%ながら下回っている。5ヶ月連続の前年同月割れである。
 ラミネート丼用は引き続き好調で9.0%増の3,160tとなったが、他の分野が軒並み前年を下回ったためトータルではほぼ前年同月並みにとどまった。最大需要分野のトレー用原反は2.5%減の4,270tに、また、一般原反は1.9%減の2,080t、ラミネート一般用は10.8%減の990tにそれぞれ縮小している。
 
 こうした結果、今年1月から10月間での累計は9万9,370tとなった。前年同期の実績を0.4%下回っている。主力のトレー用原反は2.3%増の4万3,560tとなり、また、それに続いて消費量の多いラミネート丼用も4.4%増の2万5,860tと順調な伸びを遂げているが、一般原反が7.1%減の1万9,810t、ラミネート一般用が8.2%減の1万140tといずれも大幅な減少となったことからトータルではマイナス成長となっている。
 また、昨年11月から今年10月までの1年間の総出荷数量は12万630tとなった。前年同期の実績を1.2%下回っている。主力のトレー用原反は0.2%増の5万2,270t、また準主力のラミネート丼用は5.4%増の3万310tといずれも前年を上回ったが、一般原反が7.7%減の2万5,970t、ラミネート一般が8.6%減の1万3,520tとともに不振で全体の足を引っ張っている。