2003年11月18日 |
SMの10月の出荷は前年の10%増に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会の集計によると、SM(スチレンモノマー)の10月の生産量は25万9,629tとなった。前年同月の実績を7%上回っている。一方の出荷は27万5,155tで、前年同月を10%上回った。この結果、月末在庫はほぼ前月並みの7万9,313tとなった。前年同月を28%上回っているが、これは前年の9~11月の在庫量が異常に少ない6万t前後となっていたことに対しのもので、在庫率としては適正といえる。 10月の生産が7%増となったのは、定修による運休実施企業が前年より1社減って1社だけとなったことによるもの。 一方の出荷が10%増えたのは、輸出が37%もの伸びを遂げて9万7,167tとなったことによる。輸出が前年同月に対して大幅な伸びとなっているのは、前年の輸出量が在庫不足による各社の思い切った輸出削減策のせいで極端な低水準にとどまったことによるもの。 国内向け出荷数量は17万7,988tで、前年同月の横並びとなっている。需要のほぼ半分を占めるPS向けの減少をABSやSBR向けがカバーした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031118pssm.tif |