2001年11月26日 |
経産省が設備投資調査、化学産業の設備投資前年比15.4%増加 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は26日、産構審産業金融部会を開き、10月1日時点で集計した「設備投資調査」結果を報告した。それによると2001年度の民間設備投資計画は、全産業平均で前年度比2.5%増加、化学産業は15.4%の増加になったとしている。 調査は製造業1,516社(うち化学は152社から回答)、非製造業649社、計2,165社を対象にアンケート方式で行った。 業種別動向によると、2001年度の製造業全体の設備投資額は対前年度比1.3%と減少したが、石油精製は48.0%増、非鉄金属24.8%増、パルプ・紙23.1%増、化学も15.4%の増加、組立て産業では一般機械は10・3%増、自動車も9・7%増と増えたが電子機械は33.0%減と大幅減少した。 化学産業の2000年度設備投資額は5,751億円、2001年度は6,636億円となっている。このうち医薬品は2001年度投資額が948億円で24.8%、石油化学は1,097億円で19・9%、有機化学1,942億円で6・3%、無機化学729億円で10.0%の増加といずれも前年実績を上回ったが、化学肥料は45億円で40.1%減と減少した。 プラスチック(30社)は777億円で13.2%増、ゴムは488億円で31.7%の増加となった。 |