2003年11月19日 |
昭和電工、アルミ高分子固体コンデンサ 第2ライン設置へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は19日、米国ケメット・エレクトロニクス・コーポレーション(KEMET社)と共同で、小山事業所(栃木県小山市:大福富彦所長)に、低電圧作動タイプのアルミ高分子固体コンデンサの第2生産ラインを設置することを決めたと発表した。同製品に対する、PC市場の旺盛な需要に対応する。 KEMET社とは、今後もチップ型アルミ高分子固体コンデンサ事業で技術・製造に関する提携関係を強化していく。第2ラインでは、昭電が素子製造→アルミ箔積層→樹脂による封止までの工程(前工程)を受け持ち、KEMET社は、電気特性の検査→梱包までの工程(後工程)を担当する。 販売はこれまで通り、両社がそれぞれ「SDK-CAP(当社)」、「AO-CAP(KEMET社)」の商標で顧客、市場領域に展開する。第2ラインの生産開始は2004年7月の予定。 同コンデンサの主要市場であるPC市場は、本年秋から2006年にかけて、平均10%の成長が見込まれている。特にノート型PC市場では、低電圧で作動する高容量の固体コンデンサの需要が高まっている。両社の製品はこうした要件を満たしているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1532 |