2003年11月19日 |
帝人グループ「ボトルtoボトル」リサイクル施設が操業 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:帝人、帝人化成 |
帝人は19日、使用済みのPETボトルを化学的にポリエステル原料に戻し、PETボトル用樹脂として再生する「ボトルtoボトル」リサイクル施設が帝人ファイバー徳山事業所内に完成し、同日操業式を開催したと発表した。 帝人グループは、ポリエステル繊維の生産開始後間もない1962年から、生産工程で発生する糸くずを原料に戻す技術を開発し、リサイクルを行ってきた。2002年4月には、使用済みPETボトルから、原料である高純度DMT(テレフタル酸ジメチル)を回収するプラントを完成、操業開始するなどリサイクルには積極的に取り組んできた。 徳山事業所に完成した「ボトルtoボトル」リサイクル施設は、昨年操業した高純度DMT回収プラント(PETボトル年間約30,000トンから約24,000トンの高純度DMTを回収)に続く工程を新設したもので、PETボトル処理能力は年間62,000トン(500ml容器約20億本分)。ボトル用樹脂生産能力は50,000トン。 今後PETボトル用樹脂の生産は帝人ファイバー、販売は帝人化成がそれぞれ担当する。帝人ファイバーのPETボトル生産能力は、松山事業所の既存プラント(年産40,000トン)と合わせて年産90,000トンとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/031119teijin.tif |