2003年11月19日
環境省、中環審にリサイクル政策の展開で意見求む
19日の会合でフリーディスカッション
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は19日、中央環境審議会の廃棄物・リサイクル部会を開催し、リサイクル対策に関する当面の課題についてフリーディスカッションを求めた。

 これは、廃棄物の不法投棄問題の広がりや広えきだ域処理を巡る関係者間の紛争のクローズアップなどを念頭に置いて、今後行政当局が取り組むべき課題としてどんなことが挙げられるかについて各委員から意見を聞くことにしたもの。

 主なテーマは(1)広域的な廃棄物処理に係わる紛争への対応(2)不法投棄の撲滅と優良事業者の育成(3)廃棄物処理施設を巡る諸問題への対応の3点であった。

 それぞれのテーマについて活発な意見が出されたが、この日は結論をまとめる方法を取らず、さらに次回以降も繰り返し活発に論議を求めて今後の行政に反映させていくことにした。この日の会合では、広域的な紛争には国自らが積極的に解決に乗り出すべきだとの主張や、硫酸ピッチの不法投棄に対してはもっと厳正に対処すべきだとの発言が目立った。