2003年11月20日
新日石、マレーシア・サラワク沖ガス田が商業生産入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は20日、日石マレーシア石油開発が75%の権益をもつ、マレーシア・サワラク沖SK-10鉱区内(ヘラン・ガス田)に生産設備が完成し、18日から商業生産を開始したと発表した。

 ガス田の生産量は、天然ガス日量最大約700万立方メートル(原油換算:約4万バレル)、コンデンセート同約1万バレルとなる予定。日石マレーシア開発は、沖合からガスを海底パイプラインでサラワク州ビンツルに輸送し、新日石が出資するマレーシアLNGティガ社がLNGに分離・液化したあと日本に輸送、国内販売する。コンデンセートは現地国営石油会社のペトロナスに販売する。
 
 日石サラワク石油開発は、ほかにもSK-8鉱区(セライ・ガス田、ジンタン・ガス田)で天然ガスを開発中で、2004年夏には商業生産が開始できる見通し。これらの鉱区を合せると、生産量は天然ガスが日量最大2,900万立方メートル(原油換算:約18万バレル)、コンデンセートは同約2万3,000バレルに達する見込みである。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03B20003.tif