2003年11月21日
武田VEC会長「商慣行改善に強い意欲」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

VEC(塩ビ工業・環境協会)の武田正利会長(鐘淵化学工業社長)は、21日の記者会見で、最近の塩ビ樹脂の需給動向について「出荷は予想以上に好調だ。とくに住宅・建材分野に回復がみられ、全体的にこれまでとは違う流れが出てきた」と、今後の見通しに自信を示した。
 
 海外市場についても「毎年、年末にはアジア市場向けに米国などから大量の樹脂が流れ込んでいたが、今年は今のところそういった動きも見られていない。中国向けなども、国内事情によるのだろうが、引き続き高値で輸出されているようだ」と、市場が安定推移していることを強調した。
 
 経産省の商慣行調査で「改善が進んでいない」と指摘されたことについては、「個別企業の問題だが、少なくとも当社はこの問題を社内の最重点課題と位置付け、今後改善に全力で取り組むつもりだ。今しか解決できる時期はないと考えている」と取り組みに強い意欲をみせた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031121vec.tif