2003年11月21日
EPSの10月の出荷もわずかながら前年超え
主力の水産用とブロック用がともに好調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が20日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の10月の総出荷数量は1万7,256tとなった。前年同月を0.1%上回っている。ごくわずかな伸び率ながらも、これで3ヶ月連続の前年同月超えとなった。
 
 需要分野別では、最大消費分野の水産用が4.1%増で3ヶ月連続の前年同月超えとなったことと、ブロック用が3.3%増と引き続き着実な伸びを遂げている点が注目される。ブロック用の伸びは、盛土工法向けの需要の増加によるものと見られている。家電用は依然として低調で、12.9%の減少となっている。
 
 この結果、1月から10月までの累計は15万4,996tとなった。前年同期の実績を1.4%下回っている。4月から7月までの全体の不振が影響している。
 
 主要需要分野別の出荷実績は以下の通り。単位はトン。左が10月。右が累計。かっこ内は前年比。
 ▽水産    9,128(104.1%) 79,148(100.8%)
 ▽農業     942( 91.4%) 11,743(102.8%)
 ▽他成型品  3,670(103.2%) 30,261( 95.6%)
 ▽家電    1,539( 87.1%) 16,019( 89.3%)
 ▽ブロック  1,880(103.3%) 16,269(106.6&)
 合計     17,256(100.1%) 154,996( 98.6%)